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  1. 島根県議会 2002-01-10
    平成14年_農林水産委員会(1月10日)  本文


    取得元: 島根県議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-26
    島根県議会会議録検索 検索結果一覧へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成14年_農林水産委員会(1月10日)  本文 2002-01-10 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 93 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯島田委員長 選択 2 : ◯松尾農林水産部長 選択 3 : ◯島田委員長 選択 4 : ◯長谷川総務管理課長 選択 5 : ◯島田委員長 選択 6 : ◯春日農林水産部参事 選択 7 : ◯島田委員長 選択 8 : ◯浅野委員 選択 9 : ◯島田委員長 選択 10 : ◯浅野委員 選択 11 : ◯松尾農林水産部長 選択 12 : ◯島田委員長 選択 13 : ◯佐々木委員 選択 14 : ◯島田委員長 選択 15 : ◯佐々木委員 選択 16 : ◯島田委員長 選択 17 : ◯春日農林水産部参事 選択 18 : ◯浅野委員 選択 19 : ◯島田委員長 選択 20 : ◯春日農林水産部参事 選択 21 : ◯浅野委員 選択 22 : ◯春日農林水産部参事 選択 23 : ◯浅野委員 選択 24 : ◯島田委員長 選択 25 : ◯春日農林水産部参事 選択 26 : ◯浅野委員 選択 27 : ◯上代委員 選択 28 : ◯島田委員長 選択 29 : ◯春日農林水産部参事 選択 30 : ◯上代委員 選択 31 : ◯春日農林水産部参事 選択 32 : ◯上代委員 選択 33 : ◯島田委員長 選択 34 : ◯春日農林水産部参事 選択 35 : ◯上代委員 選択 36 : ◯春日農林水産部参事 選択 37 : ◯手銭委員 選択 38 : ◯島田委員長 選択 39 : ◯手銭委員 選択 40 : ◯島田委員長 選択 41 : ◯春日農林水産部参事 選択 42 : ◯手銭委員 選択 43 : ◯春日農林水産部参事 選択 44 : ◯手銭委員 選択 45 : ◯春日農林水産部参事 選択 46 : ◯手銭委員 選択 47 : ◯春日農林水産部参事 選択 48 : ◯手銭委員 選択 49 : ◯島田委員長 選択 50 : ◯浅野委員 選択 51 : ◯島田委員長 選択 52 : ◯春日農林水産部参事 選択 53 : ◯浅野委員 選択 54 : ◯春日農林水産部参事 選択 55 : ◯浅野委員 選択 56 : ◯春日農林水産部参事 選択 57 : ◯浅野委員 選択 58 : ◯春日農林水産部参事 選択 59 : ◯浅野委員 選択 60 : ◯春日農林水産部参事 選択 61 : ◯浅野委員 選択 62 : ◯春日農林水産部参事 選択 63 : ◯浅野委員 選択 64 : ◯春日農林水産部参事 選択 65 : ◯浅野委員 選択 66 : ◯春日農林水産部参事 選択 67 : ◯手銭委員 選択 68 : ◯春日農林水産部参事 選択 69 : ◯手銭委員 選択 70 : ◯島田委員長 選択 71 : ◯浅野委員 選択 72 : ◯島田委員長 選択 73 : ◯春日農林水産部参事 選択 74 : ◯浅野委員 選択 75 : ◯島田委員長 選択 76 : ◯春日農林水産部参事 選択 77 : ◯松尾農林水産部長 選択 78 : ◯島田委員長 選択 79 : ◯松尾農林水産部長 選択 80 : ◯佐々木委員 選択 81 : ◯浅野委員 選択 82 : ◯島田委員長 選択 83 : ◯春日農林水産部参事 選択 84 : ◯浅野委員 選択 85 : ◯春日農林水産部参事 選択 86 : ◯浅野委員 選択 87 : ◯春日農林水産部参事 選択 88 : ◯浅野委員 選択 89 : ◯春日農林水産部参事 選択 90 : ◯上代委員 選択 91 : ◯島田委員長 選択 92 : ◯上代委員 選択 93 : ◯島田委員長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: ◯島田委員長  それでは、改めまして、明けましておめでとうございます。  ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  それでは、松尾農林部長、ごあいさつをお願いします。 2: ◯松尾農林水産部長  改めまして、明けましておめでとうございます。  いよいよ新しい年を迎えたわけでございますけど、本県の農林水産業を見ますと、懸案事項、また課題が山積しておりまして、新しい年になっても引き続き厳しい状況が続くんではないかと、そういうふうに……しているわけでございます。本県の農林水産業が少しでも促進されますように、また元気づくように、部内の職員一丸となって取り組みたいと、そういうふうに考えております。引き続き委員会の先生方の御指導、御鞭撻をお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。  きょうの委員会で、2点について御報告をしたいと、そういうふうに思っております。よろしくお願いします。 3: ◯島田委員長  それでは、報告事項について説明願います。長谷川総務管理課長。 4: ◯長谷川総務管理課長  私の方から、平成14年度国の予算編成に対する重点要望に係る予算化等の状況につきまして、一括して説明させていただきたいと思います。  まず、資料1の方をごらんいただきたいと思います。「農林水産委員会資料(報告事項)」というところで。  この1ページ目のところを見ていただきますと、平成14年度の国の農林水産予算の概要を簡単にペーパーをつくっております。平成14年度のところを見ていただきますと、農林水産予算総額といたしまして3兆1,905億円ということで、対前年比93.8%ということになっております。その中で、内訳としまして公共事業が1兆5,056億円ということで、対前年86.5%という厳しいものというふうになっております。これにつきましては、概算要求の段階で95.7%ということでございましたけども、さらに公共事業費10%カットというふうなことで、さらに切り込まれたというものでございます。  非公共につきましては、1兆6,849億円ということで、101.5%ということで若干伸びているということでございます。これにつきましては、要求段階から、公共事業から公共事業以外への政策手段の転換ということで移行されたというものが含まれているということでございます。  特にポイントといたしましては、そこに7点上げておりますけれども、1としまして農林水産業の構造改革の推進ということで、効率的で安定的な経営体の育成というふうなものを図るということで、そのために農地集積、それから法人化を推進していこうというふうなことが一つ。  それから次に、先ほど言いましたように、公共事業から公共事業以外の政策手段への転換。特に公共以外といいますのは、1番の農林水産業の構造改革の推進、それから3番のセーフガード対策というものに移行されるという点がございます。  それから、3番目はセーフガード対策ということで、国際競争力のある産地を育成するため、生産、流通、消費の各般にわたる施策を強力に実施ということになっておりまして、特に輸入急増農産物の対応ですとか、シイタケの構造強化というふうなものが図られたところでございます。  それから、次に4番目、BSE対策ということで、これまでいろいろと対策は打たれておりますけれども、さらに生産者の飼養管理情報を消費者まで提供するシステムというふうなものの構築等に予算化がされております。  次、5番目といたしまして、むらづくり維新の推進ということで、これにつきましては平成13年の6月に美しい日本の維持・創造というふうな基本方針が出されておりますが、それに沿ったむらづくりの推進が図られるというものでございます。
     それから、6番目といたしまして緑の再生ということで、緑の再生、創出するための推進ということで、特に森林整備の公共事業というふうなものを推進していこうということで、特に環境省とか国土交通省との連携等も謳われております。  それから、次に7番目といたしまして、水産資源回復計画の推進ということで、漁獲努力量の削減に基づいて、漁業者が自主的に行う減船、休漁等に伴う経営支援策を実施ということになっております。  次のページを見ていただきますと、公共事業の総括表というものを上げております。これを見ていただきますと、右の対前年比、公共事業すべての分野におきまして10%以上の切り込みが行われたということで、すべて80%台の率になっているということでございます。これは一応、国の予算の概略を申し上げました。  続きまして、島根県の方から重点要望をしておりました事柄につきまして御説明させていただきたいと思います。別冊の資料2の方をごらんいただきたいと思います。  1ページ目でございますが、政府予算案の状況ということで、速報ということで書いております。要望事項のところを見ていただきますと、2番、国立高等教育機関の整備・拡充についてということで、島根大学の汽水域研究センターの拡充整備をお願いしておりました。これにつきましては、平成4年からの10年間の期限つきということで設置されておりましたけれども、さらに引き続き整備をしていくというふうなことで、新たに、従来4名の専任職員でありましたが、6名ということで、2名の増員が認められているということでございます。  それから、続きまして、中山間地域対策の充実・強化ということでございますが、要望内容の2番の機能の維持・活性化のための基盤整備ということで、これにつきましては、農業集落排水、漁業集落環境整備というふうなものを特にお願いするということにしておりましたが、やはり公共事業の削減というふうな中で、対前年の率といたしましては85%、それから漁業につきましては87.3%というふうな状況になっております。  ただ、集落排水と合併浄化槽の整備というふうなものにつきましては、一体的な整備というふうなことで、環境省と調整を前提にしてそういうふうなものが一体的に整備ができるというふうなことになっております。  それから、次に3番目で総合的な野生鳥獣対策の構築というものでございますが、これにつきましては、鳥獣広域動向調査、これが新規で認められております。それから低コスト先進的被害防止技術の導入実証というものが拡充されているということでございます。  続きまして、4番目の森林整備に対する財源確保というものでございます。これにつきましても同じく、森林整備の推進につきましては公共事業の削減ということで、対前年、90.8%ということになっております。ただ、その中で、その下に書いておりますが、森林整備地域活動支援交付金というふうなもので新規に認められておりまして、これにつきましては、山の方の直接支払い制度と言われるものでございまして、これにつきましては新たな対策というものが行われるということになっておりまして、これにつきましては、詳しくはまた当初予算等でも計上することになろうかと思いますので、その辺でお話をさせていただきたいというふうに思っております。  次のページをめくっていただきまして、番号の15番でございますが、農業経営安定対策の創設ということで要望しておりましたが、これにつきましては、1年間、具体化の検討の調査を行うということで、国の方で予算措置がされております。  それから、次の16番の日韓新漁業協定の実効確保と監視取締体制の充実強化ということでございますが、この1番の取り締まりの充実強化につきましては、所要額を国の方で予算措置がされておりまして、対前年106.7%ということになっております。  それから2番目の韓国のかご漁業の入漁という点につきましては、ここに書いておりますように、平成13年12月28日に日韓漁業共同委員会で合意がなされておりまして、アナゴ筒、バイかご漁業につきましては許可しない。それから、はえ縄漁業につきましては2001年の操業条件と同じということが決まっております。  それから3番目で、暫定水域の資源管理方策ということでございますが、これにつきましては韓国と精力的に交渉中ということになっております。  それから次のページをめくっていただきますと、4番目で特別基金の事業期間の延長等につきまして、これにつきましては継続的に財務省と協議中ということで聞いております。  次に、17番の宍道湖・中海周辺地域の農業用水確保ということでございます。これは全国枠ではありますけれども、事業計画管理地区の調査費ということで8,300万認められております。  それから、次の林業公社の経営安定化に対する支援というものでございます。これにつきましては、若干ちょっと予算の組み替え等はございましたけれども、そこの予算額のところを見ていただきますと、1)のところで公的森林整備推進事業、これが143.4%ということになっております。そのほか流域公益保全林の整備ですとか、流域循環資源林の整備というふうなものがついております。あと、施業転換資金等の低利融資制度の拡充につきましては、これはまだ詳細がわかっておりません。  それから、次に特殊土じょうの臨時措置法の関係の延長についてでございますが、これにつきましては、延長に向けて特殊土じょう地帯対策世話人国会議員懇談会が開催されたというように伺っております。  次のページを見ていただきます。緑の雇用事業の創設ということでお願いしておりますが、これにつきましては制度創設ということがありますし、それから民有林の森林整備というふうなもの、それから民有林治山事業というものは、それぞれ予算措置はされております。  次に、牛海綿状脳症対策につきまして、これにつきましてはいろいろと要望しておりましたけれども、全国枠で食肉等の安全性の確保対策が認められております。そのほか、2番目といたしまして肉用牛の経営安定対策、それから3番目といたしまして家畜検疫・防疫対策につきましても全国枠で予算措置がなされておるところでございます。  それから、次のページからは農林水産部独自要望ということになっておりますけれども、1番といたしまして、特定農産村法の公示地域の見直しでございます。これにつきましては、特に概算要求等されておりませんでして、引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。  2番目の特定農業法人への支援策の継続・充実につきましてですが、これにつきましても特定農用地利用規程の有効期限の延長につきましては、現時点では予定がされておりませんが、農用地利用集積準備金制度の継続につきましては、平成14年度の存続が認められております。  それから3番目、農地・農業用施設・海岸及び地すべり防止施設災害復旧事業査定設計委託費等の補助金の交付要綱の拡充ということでございますが、これは特に要求がなされておりませんでして、引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。  続きまして、4番目のふるさと農・林道の延長につきましてでございますが、これにつきましては平成15年からの継続ということでございまして、まだ現時点では特に明確な判断はされていないということでございまして、これにつきましても引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。ただ、交付税制度等の見直しがいろいろとされておりますので、ここら辺のところは慎重に今後も検討していく必要があるんじゃないかというふうに考えております。  それから、次のページでございます。新たな小規模零細地域対策事業の創設ということでございますが、これにつきましては13年度で終了するということで、引き続きということでお願いしておったものでございまして、これにつきましては、事業は変更になりますが、大体要望に沿った格好の事業内容で予算措置がされておるということでございます。  次に、6番目、生産基盤を契機にした企業的な畑作営農の促進についてということでございます。これにつきましては、要望趣旨を一部盛り込んだ既存制度の拡充がなされているというふうに伺っております。  次の木質系バイオマス活用促進対策の拡充ということでございますが、これは新規に木質バイオマスエネルギー利用促進事業ということで3億5,300万円が認められております。  続きまして、8番目で水産業の担い手の育成・確保ということで、信用保証制度ですとか漁業共済制度の制度要望をしてまいったところでございますが、これにつきましては特に変更になっておりませんで、引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。  次の7ページ目でございますが、汽水域における水産振興ということで2つ要望しておりましたけれども、2番目のマリノフォーラムの事業ということでございますが、これにつきまして、閉鎖性汽水域における底質・水質改善技術の開発ということで新たに、新規ということで6,200万が予算措置されております。  次に、水産基盤の整備でございます。これにつきましては、法整備の早急な措置ということでお願いしておりまして、これにつきましては、新たに漁港漁場整備法が制定され、ことしの4月から施行されるということになっております。以上でございます。 5: ◯島田委員長  ありがとうございました。春日参事。 6: ◯春日農林水産部参事  資料1で、もとの資料に返っていただきまして、3ページ目でございます。県が所有しておりました種雄牛「糸光」の損害賠償請求事件につきまして御報告申し上げます。  昨年末でございますが、委員の皆さん方にはこの裁判の判決が、12月25日には判決が下されるということから、若干、委員の皆さん方には御説明をしてきたところでございますが、判決の内容等につきまして御報告をさせていただきたいというふうに思います。  これを概略申し上げますと、県が所有しておりました種雄牛、糸光号というのがございますが、この糸光号の父親が当初、第7糸桜号というふうなことで認定をしておりましたところ、その後、DNAの鑑定によりまして父親が第7糸桜ではない、第14茂という牛が父親だということが判明したところでございます。  この第7糸桜号というのの父親は、やはり第14茂という牛が父親でございまして、この糸光と第7糸桜というのは親子関係じゃなくて兄弟関係にあったというふうなことでございます。したがいまして、糸光号の父親を血統更正と申しますか、血統を修正し、全国に平成8年5月1日に周知したところでございますが、その間、栃木県とか北海道の農家の方々が糸光号の父親は第7糸桜というふうなことで理解して、その糸光号からの精子を使った子牛を大変高額な値段で購入したということから、平均価格以上の高く買った格差について2,700万円を、損害賠償請求を本県にして、裁判になったというのが背景でございます。  こうした背景の中で、島根県といたしましては、栃木の宇都宮地方裁判所で争ってきたところでございますが、一昨年の11月の15日に第一審の判決が出た際には、島根県に1,760万4,700円の損害賠償を命ずる判決が出ておったわけでございます。  県はこれを不服といたしまして、一昨年の11月に東京高等裁判所に控訴いたしまして、これまで第4回の口頭弁論を経過いたしまして、昨年末、12月25日に高等裁判所の判決が下されたということでございます。  内容につきましては、上から十数行目に書いておりますように、控訴した内容を棄却されたということでございまして、高等裁判所では一審の判決を支持したということに相なるわけでございます。  こうしたことから、その1、上段の十数行の中の下から4行目にございますが、この高等裁判所の判決内容を県は不服といたしまして、県がこれまで主張しておりました市場価格等のデータ、あるいは枝肉価格のデータ等から、裁判所で相手に損害を与えてないというふうなことを主張してきましたが、これが認められていないということから、さらに本件を最高裁に上告するというふうな手続を先般、12月28日にさせていただいたということでございます。  これにつきましては、地方自治法179条、長の専決処分ということで、知事の専決事項といたしまして手続を、議会の閉会中でございましたので、手続をさせていただいたということでございまして、来る2月の定例県議会におきまして御報告申し上げ、正式に御承認をいただきたいというふうに思っております。以上であります。 7: ◯島田委員長  ありがとうございました。  その他、報告事項はございませんか。ございませんね。  それじゃあ、報告事項について質問はありますか。 8: ◯浅野委員  ちょっと1点。 9: ◯島田委員長  浅野委員。 10: ◯浅野委員  国の予算の2ページですが、公共事業ですが、この項目が前年対比87、86というように書いてありますが、もう少し細部にわたって、基盤整備の85はいいが、集落排水は何ぼになったとか、圃場が何ぼになったとかという細部がありますね。あれを後からでよろしいが、それが前年対比何ぼになったかと。  それから、国会議員さん方おっしゃるのは、補正予算と合わせると去年と一緒だというようなことを、本当か嘘か、おっしゃっとるが、その補正予算の金額と、それが本当に一緒なのかどうか見してもらうと。国の場合ですよ、それは島根県、よけ取って戻るとか……、それを教えてください。  それから、農村整備の85や87、漁業が87ほどあろうかと。95で出いたわけだが、非公共が112で出いたのが、と思ったが、大体どげな予算でね、やっぱり動向を知りたいんですよ、国の。総論でなくて、項目ごとに。  非公共が112で出いちょったはずだ。それで公共が95で落とされた、農林省の中でですよ。作戦負けとかいろんなことを言うけども。  それが、もっと中身をね、非公共で112は何をようけにしたのか、前年対比。要求の段階で。それで結果が何ぼになったか。そういう、もう少し、この項目でええけえ、解説要らんですけえ、大体わかる。そいつがわかるように。一体農林省は何を考えとるのかということも知って、その対応をしていかんと。構造改善、振興局か、完全に負け戦ですわな、これは。農林省の中での負け戦。  この間、ある国会議員の、本県だない、よその農林族のボスという人に会って、あんたが山だけん95が97になったげな。この代議士がわあと言ったから漁港が97になったげなが、とこう言ったら、土地改良はわあと言う者がおらんだったから、当初から95だったで、と言ったら、そうでなくて、森林基本法だいというのがたしかできましたね、何だいこないだ聞いたことがある。それができたから、これは2パーだか3パーだか上げたと。それから漁業何だか基本法だやっていうもんも、やっぱりそれで初年度だから2パー上げたんだと言った。それは私もわからんことはない。わからんことはないが、そこで、そういう動きをね、データで知りたいだ。そげせんと、解説でちょっちょっと耳にしただけになる。後からでも結構ですから、教えていただきたい。これからこの箇所付けで予算とらないけんわけだが、済んだことは仕方がないですけん。  それと一体、非公共非公共というが、何狙っとるのか、農林省は。大型農家大型農家って言うけど、それは東北農政のことであって。  島根県でね、経営安定だわ大型農家なんてって、2%か3%のはずだ。ほかの者は何だい恩恵がないということになる。東北農政のためのこれは予算とりしたかいなと、非公共で。ということの内容をちょっと知りたいので、よろしく。 11: ◯松尾農林水産部長  基本的な予算の組み方の内容もあわして、数字比較等もひっくるめて、また後で資料として報告したいと思います。 12: ◯島田委員長  お願いします。ほかにございませんか。 13: ◯佐々木委員  いいですか。 14: ◯島田委員長  佐々木委員。 15: ◯佐々木委員  直接、ここと関係ないんですが、BSE対策、12月議会でもいろいろ議論があったところですが、あのときにも生産者から、計画的な出荷の計画を掌握して対応をやるということで12月定例会終わったんだけども。  どうですか。計画が樹立されて、それに対応は、具体的に対策がなされたかどうか。酪農とか……の。ちょっと聞かして。 16: ◯島田委員長  春日参事。 17: ◯春日農林水産部参事  12月の定例県議会での全員協議会で、浅野議員から御質問がありました……お答え申し上げましたが、その中で、全国的な課題というふうなこともございまして、12月に知事が農林水産大臣以下三十余名あてに陳情したということでございまして……。  こうしたことからの影響もございまして、国が現在、廃用牛の処理対策につきまして、まず県内の遊休施設、牛舎がある遊休施設の調査が既に年末にございまして、私どもの方からは数施設、数百頭の空きまやと申しますか、遊休施設を国の方へ現在報告しておるところでございます。  一方、こうした施設を今、国では助成金を出して牧場の方に集合させて、そして酪農家の牛舎をきちっと空けて、そして新しい若い雌牛、妊娠牛を入れて酪農の生産、生乳生産にきちっといくというふうなことの仕掛けがようやく目に見えてきたということから、来週中には具体的な支援対策を打てるやに、今、国から伺っておるところでございまして、県におきましては明日に畜産関係団体、あるいは生産者の酪農の関係でございますが、しかもJA、全農で問題点、対策、課題等を拾い出して対応、対策にしていこうというふうな準備をしているところでございます。  食肉公社の法人の仕向の問題でございますが、出荷計画を作成し、そしてそれでやっていこうと。これによって食肉公社の処理体制というものを準備するから、ということもお答えしたわけでございますが、結果的には生産者が出荷調整という、ぎりぎりまで現在もやっておりまして、乳用廃用牛を、屠畜場に送る牛は現在、計画的に上げてない。  ですから、国のその対策を期待して、そこに集合させようという今、流れの中でございますので、ですから新たな出荷計画書を、その集合牧場から逐次計画的にですね、これも国のリードによって屠畜場を今、指定するやに言っているんですが、そこに計画的に……。でございますから、出荷計画はそういう、牛の老人ホームと申しますか、そういうところから逐次流していくいう、そういう出荷計画を今後はつくることになろうかというふうに考えております。 18: ◯浅野委員  課長さん、御苦労さんのようだけども、この席で言っていいかわからんが、どうせこの北海乳牛ですわね。それは何か2万円出す分は生産者に渡すやに決まったそうだね、国の方で。それで、それは生産者に2万円やったけんてって、そこへ、牧場へ、そこへ追いやってしまえば、まやが空くと、また入れることもできるでしょうが、追いやったとすると、追いやった牧場でまた飼わないけんわけだ。肉になるやつを飼わないけん。その費用は全部国が持つと。飼っとる人にも出さないけん。県の牧場なら県の牧場の経費に使わないけん、飼料代とか。農家だったら、私のところは長屋が空いちょりゃあ、ほんなら30頭入れといてやりましょと、私のとこで飼わないけんわけだから、だれが飼うか知らんけども、えさ代や手間賃が要るわけだ。その経費はすべて農林省が持つわけでしょうか。そげなやにわし聞いたが、そげですか。 19: ◯島田委員長  春日参事。 20: ◯春日農林水産部参事  先般の新聞紙上で1頭2万円を支給する……。 21: ◯浅野委員  それは、私のところが搾乳牛、もう要らんやつを出すときには……2万円はもらうけども、今度は手銭さんとこのも、まやが空いとるから、あそこへ30頭、ほんならわしは2万円もらって出しますわっていったら、手銭さんは飼わないけんが、その飼う人もみんな……が出るでしょう。 22: ◯春日農林水産部参事  それに対してお答えしますけども、新聞紙上ではそういう報道がなされておりますが、農林水産省に確認いたしましたところ、そういうものは、まだ発表してないということでございます。後段のえさ代とか運営費とかというふうな話につきましても、現在そういうふうなことを支援するため作業中ということで、先ほども言いますように、来週あたりにそうした具体的な整備対策が……。検討事項の中には、さっき先生おっしゃいますように、いわゆる、えさ代とか、あるいは牧場に運んでいく運賃などなどを、運営するに当たっての必要な経費の助成というものを項目ごとに今作業中だということでございます。 23: ◯浅野委員  作業中だいったってね、そげなもんがもらわれな、だれが受けますもんでね。何ぼ県だって、受けんでもいいということ、県民の税金を使ってそげなことするぐらい……でしょう。だから農林省、当然、2万円というのは、あれは、私のところで搾乳して、もう要らんやになったけん出さあと思うが、安いわけだから2万円もらって出す、離すというわけだ、その2万円でしょう。あれは手銭さんところへ持っていくための運賃やなんかの2万円かな。 24: ◯島田委員長  春日参事。 25: ◯春日農林水産部参事  先ほど言いますように、2万円というのを照会いたしましたら、農林水産省はそういう発表はしてないということです。  でございますが、いわゆる支援をするために今作業中だというようなことでございます。単価等ですね、単価とか、それから、えさ代も1日1頭何円とかね、そういう具体的な数字の詰めの作業中だということで、支援をするということでございます。 26: ◯浅野委員  ことにならんね、農林省の畜産局の役人は。 27: ◯上代委員  ちょっと確認さして、今の分の……。  要するに、こういう問題が起きるまでは、廃用牛は肉に落としよったわけでしょう、肉に落として幾らかの金が生産農家に入っとったわけでしょう。今、それが肉に落とせなくなったから滞留をする、新たな雌牛が入れられない、だから今言ったように遊休施設に、あなた言う老人ホームに入れて、それで次の若牛を入れようと。  問題はね、今までは肉に落として何ぼか生産農家に入っとった金が、今度は要するに国が買い上げてごすかどうかの問題だと思うんだ。それを買い上げないというわけだね。それを今検討中いうことだね。そこのところをちょっと。
    28: ◯島田委員長  春日参事。 29: ◯春日農林水産部参事  国の買い上げという支援対策は現在考えてなくてですね……。 30: ◯上代委員  考えない。 31: ◯春日農林水産部参事  はい。現在考えてなくて、ですから集合施設の集める経費に要る経費を支援していって、計画的に屠場で、細く長くかけた屠場で落としまして、そして、そこでスクリーニング検査というBSE検査がございましたが、それにきちっとかけて食肉に提供していくという流れで現在、農林水産省は、そういう形の中での支援対策を……。 32: ◯上代委員  ちょっと済みません、その確認だけどね。じゃあ生産農家は、今までは何ぼか金になっとったが、それはもう一切無料で遊休施設へ送るということだね。それで、屠畜場で本当に食肉になった、その料金というものは生産農家へバックしてごすんか、それとも国が取ってしまうんか。 33: ◯島田委員長  春日参事。 34: ◯春日農林水産部参事  よろしゅうございますか。  ですから、生産物はあくまでも所有権は農家にあるわけでございますから、屠畜場で落とした肉は農家の評価ということになります。 35: ◯上代委員  うん、だけん農家に入ってくるわけだ。 36: ◯春日農林水産部参事  はい。 37: ◯手銭委員  ちょっと確認させて。 38: ◯島田委員長  手銭委員。 39: ◯手銭委員  結局それは事柄の先延ばしですわね。要するに廃用乳牛が、今までは需要があったわけですよ。だから、ただ今はもう、いわゆる肉用牛でも消費がないから、オーバーサプライですわな。  そこにもってきて廃用乳牛が仮に農家から一たん手を放したにしたって、こないだだって、どこかで公園の方へ放して知らん顔しておるとかいうような状況の中で、結局その廃用乳牛を、今までは食肉、スクリーニングにかけるとか何か知らんけども、その安全性を確認しとったけども、絶対的にその需要がないということになると、例えば今までは低質の肉用としとったけども、それで牛乳石けんのあのモデルがあるけども、何かほかのものに転用するとか、もう、どうせ肉にはだめだと、そういうことを農林省というものは、農林省というかな、考えとらんもんだろうかな。  どうせ先延ばしですよ。どこかに囲い込みして、おば捨て山みたいに置いといても、どんどんどんどん溜まる一方で、価値は下がる一方、食べごろはまた落ちるわね。それに飼料はまた供給しなきゃいけない。それはいわゆる農林省特有と言っちゃいけないけど、この間の狂牛病の一連のことで見えるように、事柄の先延ばしだけであって、適切な時宜を得た対応ではないように思うけどね。どうなんですかな。 40: ◯島田委員長  春日参事。 41: ◯春日農林水産部参事  手銭委員さんのおっしゃるとおりだと思います。しかしながら、国としましては、やはり現在でき得ることはそうした形だと。  県の国に対する陳情・要望書の中の一項目に、先般それも入れておるんですけども、とにかく抜本的な対策をというふうな陳情の内容になっていますけど、雑談と申しますか、いろいろな話の中では、我々は国に対して、いわゆる外国への援助物資で何とか供給できないかとか、いろいろ……。 42: ◯手銭委員  それは肉としては無理だわね。肉として検査をしたもの……。 43: ◯春日農林水産部参事  ということはですね、肉の検査を受けた後の枝肉とか、と申しますのは、今あれを処分する、買い上げて処分するいいましても、年に30万頭いるんです、全国。 44: ◯手銭委員  そうでしょう。 45: ◯春日農林水産部参事  30万頭で、毎年毎年その高齢牛が30万頭ずつ、これを例えば五、六年、5カ年か6カ年間の分を、いわゆる肉骨粉の行政指導がなされてから五、六年というふうなスパンで見ますと、毎年30万頭ぐらいずつ買い上げ処分ということになりますと、焼却ということも出ましょうが、それは機械的に化製場の能力を全国の中で持ってないということもございまして、また国の審議官あるいは農林副大臣などの答申、載っておりますように、老廃牛であっても肉資源として全国二、三割、これは通常ペースの話でございますから、今現在、45%ぐらい消費がダウンしてますから、おっしゃるように屠畜場へ回しても消費が停滞しているから、そこにだぶつきが生じるわけでございますが、でございますから、集合施設の中で細く長く出荷するような、というふうなことで……。 46: ◯手銭委員  いや、それがだめだという。僕はそれ、……。 47: ◯春日農林水産部参事  国は考えているという……。 48: ◯手銭委員  いや、だから、僕はね、それは肉用牛は肉用牛でいいですよ、それでも消費は落ちてる。乳牛というものは、乳牛のライフタイムの中で、牛乳をとって、そこで一つの使命が終わる。だから、あるいはそれを収支計算の中で処理をして、余り物と言っちゃ悪いけど、そのもうだめになったのを肉にでも、それでもおかげさまで消費2万円ですか、何ぼ知らんけどとってもらえとったと。もうそれはペケだという発想に転換をせんとね、恐らくどうせ、だからもうこれは肉ではない方法で、できるだけ消滅させるというのかね、言葉は悪いけど。そういうことも考えんと、どうせ、だから恐らくそうすると、牛乳のコストにもはね返ってくると思うんですよ。牛乳が高くなるかもわからんですよ。だから、そういうことで乳牛というものは今まではおまけで肉にも回しとったけど、もうこれはだめ。だって、BSEか、あれで見るのはみんな乳牛ですよ、こうしてころころころころするのは。だから、なかなか売れんと思うけどなあ。 49: ◯島田委員長  意見としてでよろしいですな。浅野委員。 50: ◯浅野委員  だから具体的にね、全国のこと置いて、県内の老廃牛で搾乳時期が終わって、年間何ぼですか。 51: ◯島田委員長  春日参事。 52: ◯春日農林水産部参事  老廃牛で更新をしていく牛が年に大体約2,000頭ぐらい、島根県にはおります。そしてそれが病気等で、治療を受けて死亡していくとか、そういう肉に向けられない牛がそのうちの500頭程度。あと1,500頭が肉資源として活用されておるという、本県の場合。そういう状況でございます。 53: ◯浅野委員  空き部屋は、空きまやか。 54: ◯春日農林水産部参事  空きまやは現在、600から700頭ぐらいなものは今検討されておりますが、ただ、人様のものでございますから、いざ、きちっと国の対応対策が決まった際には、所有権を持っていらっしゃるところと正式に協議に入りたいというふうに。 55: ◯浅野委員  それは何軒ですか、何戸ですか。 56: ◯春日農林水産部参事  約6軒です。 57: ◯浅野委員  6戸で。そんなことか。ほんならやっぱり1戸が100頭ぐらいわて飼っとった人が空いた場合があるということですな。 58: ◯春日農林水産部参事  はい、そうですね。大きなところでは約500頭規模のものが……。 59: ◯浅野委員  が空いている。 60: ◯春日農林水産部参事  はい。 61: ◯浅野委員  わかりました。結局その人にお願いして、出荷せないけんから頼みますわということでお願いしたときに、その人は、まや代を何ぼごすかとか。 62: ◯春日農林水産部参事  そうでございますね。条件整備が……。 63: ◯浅野委員  だれが飼うかいうことは、その人が飼っちゃらないけんわな。 64: ◯春日農林水産部参事  その人は飼わないと思いますが……。 65: ◯浅野委員  だれかが行きて飼わないけん。 66: ◯春日農林水産部参事  生産者団体が主体を持って対応していただくことになろうかと。 67: ◯手銭委員  いや、ちょっともう一つだけどね、イギリスなんか何十万頭とか何か処分したでしょう。ああいうのを参考にしとらんだろうか、国というものは。  もうあそこはきちんと対応して、危険も予見するかどうか、大量に処分したでしょう。どういう処分をしたのか。 68: ◯春日農林水産部参事  また調べてですね……。 69: ◯手銭委員  いや、だから、そげにあんたが調べることはない。農林省なんかがね、やっぱりもともと出たのはイギリスなんで、欧州がもう大騒ぎして処分したでしょう。あのとき大量のものを、ただ埋めたのか、どういう、何というの、機械でやって脂をとって、どこかへ処分したとか、そういうやっぱり先進事例があると思うんですよ。日本の比較じゃないですよ、欧州がかつてやったのは。だから、そういうのをやって、もう肉用牛で未練たらしくだね、一定そこで飼えば、また、えさもやらなきゃいけない。僕はそういうことを、国費なら国費使って、もうすぱっとやってしまうというふうなことを考えんだろうかと、遠くにあって思うけどね。まあ農林省に言ってくださいや。 70: ◯島田委員長  浅野委員。 71: ◯浅野委員  ちょっと詰めたいんでね。  僕は陳情受けるから具体的なことを知りたいんだ。それから、そこでね、ヘルパーが空きまやを借りて、やらないけんいうことがあった。だけんヘルパーで、空きまやまで移動するために1頭が2万円、ゆうべ聞いたんだ、政治家から、2万円。おまえ、そんなこと知っとらんのかなって言われたから、おれは初めてわかったが、まだ後ありますよ。  2万円が空きまやへ持っていくための経費だということはわかったから、それにしてはすごいわな、1頭2万円というのは、経費が。何だか知らんが。それで、今度はヘルパーがそこへ行きてえさつけしたり、手間かけてやるわけだが、ヘルパー代が、いろんな金が要るわけだが、それには今、農林省も計算しちょるというだけ、それはそれでいい。どうせ農林省が出さないけんわい。やる言っとったんだけえ。  問題は、今度はね、どうせ先延ばししといて、おば捨て山に行くわけだが、殺すことは徐々だということ。今までは大体30万とか20万、老廃牛がもうかっとったが、この値段は、これは経済動物だけんね、これが10万になっても仕方がない。彼らも言っとるわけ。問題は、今度、税金使ってやるわけだから、多分県費もね、何ぼか裏づけせってまた言うとわしは思う。  そこで、そげになってきたときに、なるべく早く処分した方がいいと。これが生きて持っちょったけんてって、そげに、どうせミンチだけん、こげになりゃ、乳牛のやつは。ミンチになったときに、処分したがええということになると、そこで、これはみんな北海道産ですわ。島根県で生まれたって、北海道で放牧さした……持って戻って、みんな北海道のレッテルがつくから、また必ず狂牛病が出るだろうと心配しとるからそげしとるわけだから。だからどうせ殺すときでも、やるわけだからね、精密検査を。世界一の精密検査やるというんだけん。そうすると、どうせやるわけだから、五十歩百歩で、3年先にやったときに出るのか、3カ月後に出るかということだけの話だと思う。  ところが、そげな問題、わがとこで殺いたときに、大田なら、あそこで殺いたときに出ると島根ということになるが、これはうまいこと、よその方の広島とかね、大阪で殺いてもらうといいということはわかる。わかるが、よそも受けんわね、受けん。  しかし、どっちみち島根で出ようが屠殺場で出ようが、大阪の屠殺場で出ることは一緒なんだ。だったら、ここで、島根県で、どうせ農林省が全部出いてごしゃあ、手間賃だわなと、ああいったものでだれかがもうかることだけんてって言えば別だが、国全体としてはね、私は早く殺いて、どうせ殺すわけだから殺いて、それで50頭出ようと30頭出ようと、あるいは……でるかもしらん。  だったら、そこでそういう視点に立てばね、大田の屠殺場のところで徹夜してでも早く処分したがええじゃございませんか、というのをこの前、農林委員会へ行って詰めちょったわけだ。
     ところが今、まんだあそこで出ちゃいけんと思っとるわね。それはわかる。大田の屠殺場で出ちゃ具合が悪うございますけん、乳牛はやめちょってくださいという気持ちはわかる。にゅう家の人が言っていますもん。和牛にまた影響しますけんてって言ってる。だったら、そのこと、計算するとそげでしょう。にゅう家の人がおっしゃるから、はあはあ、そげなこと言って、畜産課長は黙っとるけども、そげなことはないないって、それは気持ちはわかる、和牛肉にも影響するから、しまね和牛にも。  だけども、よそにもならんのだから。徹夜してでも、わしはここで、大田でやるべきじゃないかなという気持ちでおるが、相当無理がある。 72: ◯島田委員長  春日参事。 73: ◯春日農林水産部参事  先生方の御意見というのは、また国にもお伝えしながら、あるいは農林としても、そのほかの方法はないのかということはあらゆる方角から検討してまいりたいと思っております。 74: ◯浅野委員  だけん和牛肉に影響することは、それはわかるよ。わかる。  しかし、よその県もとらんわ。島根県でというやなことは、よその県もとらん。と思うが、よその県は大体どげですか。あなたから島根県のことばっかり聞いちょうけど、よその県もやっとると思うよ。 75: ◯島田委員長  春日参事。 76: ◯春日農林水産部参事  よその県はですね、出荷自粛というものを、文書などを出してやっております。本県はそういう文書は一切出しておりませんで、全農とか食肉連に屠畜促進を、むしろ。  今、ちょっと持ってきておりませんが、二、三日前に、関係者に部長名で屠畜を促進するようにと通達と申しますか、いうものを発送もさせていただいたところでございます。 77: ◯松尾農林水産部長  ちょっといいですか。 78: ◯島田委員長  松尾部長。 79: ◯松尾農林水産部長  いろいろな意見が出たわけでございますけども、BSEや老廃牛の話について、実は参事の方から話がありましたように、明日、実は生産者団体とか関係者に集まっていただいて、いろいろ要望なり意見なり、県に向けてのいろんな要望も入るわけでございます。そういうふうなことをやろうと思っておりますし、また、来週早々でも、いろいろ新聞等でもこの対応をしたいというふうなことも出ておりますけど、ここあたりが明らかになるというふうなこともあるもんですから、ここあたりを見ながら、速やかな対応をしていきたいというふうに思っております。御理解いただきたい。 80: ◯佐々木委員  速やかにやらないけんわな。 81: ◯浅野委員  それからね、このことはゆうべ聞いたんだけども、肉の販売業者というだかな、焼き肉業者とか、肉の商売、消費の商売8,000万っていったら、これは無利子だか無担保の金を貸せるようになっとると。これをどんどん、あそこのところ肉屋がいっぱいあるんだがなあ、豚カツ屋とか。豚じゃないか、肉だけん。豚も肉か。ともあれ、ああいう方にね、そういう制度ができたということ、恐らく初めて聞いたわ。あんた、そんなことも知らんのかて笑われたが、どんどん借りてやらせなさいと、そういう点は来とるんですか。 82: ◯島田委員長  春日参事。 83: ◯春日農林水産部参事  この国のBSE関連対策で、生産農家のみならず流通業者にも昨年の9月、10月の緊急対策として融資制度を創設したところでして、これも企業関係の方も農家と連携とってPRしているということでございまして、その資金を御活用になったんじゃないのかなというふうに……。 84: ◯浅野委員  8,000万だか、無利子か。利子は……。 85: ◯春日農林水産部参事  利子で1.8で……。 86: ◯浅野委員  無担保で、無保証で。 87: ◯春日農林水産部参事  無担保、無保証。はい、そのとおりです。 88: ◯浅野委員  それは前から決まっておったの。 89: ◯春日農林水産部参事  はい。 90: ◯上代委員  ちょっといいですか。 91: ◯島田委員長  上代委員。 92: ◯上代委員  せっかく議員の提案を国にね、参事が要望するいうことですから、ついでに要望してほしいんだけどね。先ほど来、手銭先生ももっと抜本的なことを言っとられるけどね、発想転換すりゃあいいと思う。  狂牛病の発生原因がどうのこうの言ったって、恐らくこれはね、わからんですよ。だからね、ある意味の私は災害だと思うわ。だから激甚災害法みたいなことをね、牛の激甚災害法つくるんだよ。そうして、この年間30万頭出るという、この対策をね、特別立法をやって、それで対処していかんとね、現行法令のもとでやったって、それはみみっちいことしか私はできないと思うわ。まさに震災ですよ、これは。だから、そういうことをちょっと言っといてください。激甚災害法みたいなものを作っちゃって。 93: ◯島田委員長  意見として。ほかにはありませんね。  それじゃあ、これをもって農林水産委員会を閉会いたします。 発言が指定されていません。 島根県議会 ↑ 本文の先頭へ...